波よ聞いてくれ 無軌道オカルトカレーラジオ漫画という新ジャンル
皆さん、こんにちは! つちだです!
慣れないブログ、何を書こうか迷う毎日ですが、今日は「波よ聞いてくれ」という漫画についてつらつらと書いていこうかと思います。
波よ聞いてくれ、どこかで見た気もする文字列。。。
そうです。私のブログタイトル「壁よ聞いてくれ」はその漫画のタイトルをもじったものなんです!!!
どうでもいいですよね笑
波よ聞いてくれ
このタイトルだけを見るとなんだか感傷的な気分になりませんか?
就職を気に上京、周りに馴染めず会社では苦悩の日々。
なんとなく電車とバスを乗り継いで海に来た。
嗚呼、誰もいない、誰もいないがせめて波よ、聞いてくれ。
しかし波はただ寄せては返すだけ。 波の音が鼓膜を揺らすだけ。
こんな情景が思い浮かびませんか?
思い浮かばなかったらすいません
そんな感傷的で、苦悩を描いた作品ではありません
波よ聞いてくれ、一巻の裏面帯を見てみますと
オンナ25歳、スットコドコイのカレー屋店員が酒場でクダを巻いていたら、ワケのわからぬままにDJデビュー!? 鬼才・沙村広明が満を持して放つ、サッポロ電波系(!)恋唄。人生とは、かくも理解不能に転じていくーーーーーーー!!
サッポロ電波系(!)恋唄、とあるように当初は恋愛漫画を目指していたようです。
そうです。目指していたんです。
一巻のあとがきでは作者が「恋愛漫画界の脱脂粉乳」と称しています
二巻ではもうちょいがんばります!とも言ってましたが
三巻のあとがきでは「無軌道オカルトカレーラジオ漫画」となっています
初めは「恋」の要素がどこかしらに散らばってはいましたが、多分キャラクターの恋の行方が気になってる読者はいません
その証拠に三巻では「恋」なんて単語は消し飛んで「無軌道」「オカルト」が仲間入りしてますからね
恋愛漫画目指してるのにどの方向にロケット飛ばせば「オカルト」に着陸するんですか!! まさに無軌道なんです、この漫画は
四巻ではサスペンス要素が加わっていてもなんら驚きません
作者が描きたいように描いてたらこうなった!というのもあるのでしょうが
主人公、鼓田ミナレがまぁ、自由奔放?天空海闊?融通無碍?
とりあえずそんな四字熟語が似合う女性です 主人公のそんな性格が災いして先が読めないってのもありますが、主人公を取り巻く人物も曲者ぞろい。。
あぁ~なんかクセの強い漫画よみてぇ~ 馬鹿が馬鹿してる漫画よみてぇ~って方にお勧めします
沙村先生の過去作品からキャラクターが登場していたりと沙村作品好きだけど買ってないなぁって方にもお勧めです